18ホールを通した戦術は非常に簡単です。
まず、100を切るためには、+27で抑える必要があります。
(パーが72なので、72+27=99、という計算)
逆に考えると、27打も多く叩くことができます。
私が友人に勧めるときは、下記二つの考え方を提案します。
1.すべてのホールを+1(ボギーで行く)と仮定し(合計+18)、
9打分だけ余裕(貯金)があると考える
2.2ホールで+3までOKなので、ボギーとダブルボギーを続けていけばよい
これは人によって好みがあるらしく、
結構意見が分かれます。
そして、ここからが重要。
1でも2でも、うまくいった分は貯金できたと考え、失敗したら借金、と考える。
1の場合、最初から貯金が9あります。
しかし、ボギーを超えた分だけ貯金が減り、パーを取ると貯金が増えます。
2の場合、2ホールごとに+3より大きいか小さいかで、
貯金、借金を考えて進んでいきます。
前回、「ホール毎の戦術」でも述べたやり方を実践すると、
変なショットが無ければ、ボギーでは上がることができるはずです。
そこからうまくいった分を貯金していき、もちろん、ミスショットもありますから、
その時は、失敗した分だけ貯金を減らしていけば良いのです。
そうすればあせらなくて済みます。
基本的に、次は絶対にパーが必要だ、という状況は、
17、18番ホールくらいでしかありえないはずです。
しかし、
思い出してください。
4ホールくらい終わった時点で、
「次は絶対パーとらないと」
と考えた記憶はないでしょうか?
例え、トリプルボギー、ダブルボギー、ボギー、ダブルボギー、
のような感じで4ホール終えたとしても、
1の考えでは、貯金が残り5つになっただけ、と考えることもできるし、
2の考え方では、借金が2つ、と考えることができます。
そう、実は全然致命的な状況ではないのです。
そして、もし落ち着くことができれば、「ホール毎の戦術」にあるように、
無理の少ないゴルフを続けることができ、貯金が増えることもあると思います。
結果として、100を切ることにつながります。
ぜひ、貯金、借金、の考え方を持ってラウンドしてみて下さい。
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